整体やマッサージは癖になるというのは本当？
近年はだいぶん少なくなりましたが、私が整体院を開業した頃はよく「マッサージや整体って癖になりませんか？」なんてよく聞かれました。
結論から言いますと「整体は癖にはならない」です。
肩こりや腰痛でお困りの方は、「整体」というものを一度は調べたことがあると思います。そのために知っておられる方も多いと思いますが、整体は様々な手法がありますが、基本的には、ほとんどの整体は「癖にはならない」といって良いでしょう。
私たちの整体グループで行っている「整体法」の考え方では、
整体とは「生活の中で生じた身体の歪み、筋肉の使い方の矯正を行いコリや痛み、関節可動域などを回復させる」ことにあります。
整体の後には、「矯正」された体を維持できるようにストレッチなどの指導を行います。それを何回か繰り返し、身体に歪みの無い状態で生活できるようになれば、「肩こりや腰痛」を感じにくくなる整体を卒業していただくという流れです。
昔からよく言われる「癖になる」というのはマッサージのこと。
マッサージの場合、指圧をある一定の力以上繰り返し押さえることで「その指」じゃないと同じような圧をかけられても気持ちよくない・・・
という現象が起こることがあります。それを「癖になる」と言っていると思われます。ただ整体も術者があまりにも上手で「整体してほしい」という衝動に駆られることも一部あるようです。
あくまでも上記のようなパターンは「マッサージ」で起こることであり、「整体」とは違います。
じゃあ、整体が癖にならないなら、施術は１回でいいのではないかとお考えの方もいます。
しかし、考えてみてください。長年かけて蓄積した疲れから発生した肩こりや腰痛が１回の整体で改善するなら、慢性痛でお悩みの方はいらっしゃいません。1回の施術で改善することは奇跡に近いです。受けられた方の感性で「１回でよくなった」という方もおられ、私たちもその言葉はとてもうれしいのですが「根本改善」でない場合が非常に多いというギャップが生まれることがあるのも事実です。
稀に、早い段階で「肩こりや腰痛」に気付いて整体院を利用したことで施術が「１回でＯＫ」って方もおられます。これは、体の不調に早く気付いて対応することができたからです。体の不調に気付いた時にはお早めにご相談いただくことをお勧めします。
まとめ
結論として、「癖になる」というのは、基本的に整体にはあてはまりません。むしろ、整体を受けて痛みが改善したことで、「根本改善」していないのに、治ったと思って施術を受けることをやめてしまう人がいるくらいです。
「癖になると嫌だな」と考えてしまい、肩こりや腰痛の症状を放置されている方は、「整体は癖になりません」ので安心して整体を受けに来ていただければと思います。
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